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ともちんの日記

宮島観光アドバイザーともちんの日記?お客様とのエピソード?

更新日 2014.03.19
目次

 

こんばんは!

錦水館 若旦那 武内こと、

宮島観光アドバイザーのともちんです。

 

今日のブログは、宮島観光ことではなく、

私がまだ錦水館に帰って間もない頃に体験した

お客様とのエピソードです。

 

 

2007年の初夏の事です。

真夏と比べて、まだ風も熱風という程でもなく心地よい風が

吹いていた記憶があります。

 

私は、いつものように事務所で書類の整理を行っていました。

時計を見ると、夜の21:30頃でした。

夜シフトのスタッフ以外は、仕事を終えて帰っていました。

 

今日も無事に、1日が終わったな〜って

私も帰る準備をしていました。

 

そこへ、1本の電話が、フロントに鳴りました。

 

電話の液晶を見ると●●●号室のS様からの電話でした。

受話器を取ると、男性の声が聞こえ、

「家内の体調が悪いんだ、すぐに来てくれないか・・」

 

電話をとったスタッフから報告があり、

私もすぐにお客様のお部屋へ!

 

到着すると、奥様がしんどそうに、

お部屋入口近くの洗面所に座られて、立てない様子でした。

何かあってはいけないと思い、旦那様と相談し、

すぐに救急車を呼びました。

 

夜も遅く、宮島内の病院も閉まっていたので、

浴衣のまま救急車にのって対岸の病院ですぐに診察が受けられる

病院を探しました。

 

幸いすぐに見つかり、病院へ直行。

 

「大丈夫だから心配ないっ!」と元気づけるS様のお姿を見て、

「私も大丈夫です!すぐに病院に着きますから」と何度もお声かけしました。

 

病院に到着して、すぐ診察をして頂けて、奥様の診察が終わるまで、

旦那様と私は、待合のベンチに座って待機していた時に、少し話をする機会

がありました。

 

「実は、明日の宮島のイベントに参加するために、あなたの宿に泊まったんだよ。」

「去年も利用させて頂いて、毎年イベントがある時は、夫婦で参加しようって決めてるんだ。」

「若い頃は、仕事が忙しくてね!なかなか家内を旅行に連れて行って上げる事ができなかったんだ。」

「宮島に初めて宿泊して宿のスタッフの皆さんの温かい対応や、美味しい料理、宮島での観光の思い出が

沢山できてね、毎年宮島へ旅行に行こうと計画してるんだ。」

と色々と、私に話してくれました。

 

しばらくして、診察を終えて、疲れからくる一時的な眩暈が原因だと思います、

安心して今日はゆっくりお休み下さいと、お医者様から診断の結果を頂けました。

ほっ・・・と、ひと安心です。

 

もう宮島へ渡る最終フェリーも終了しており、宮島へ渡る前の宮島口のホテルに

S様と一泊する事に。

 

心配ですので、ツインのベッドのお部屋に、お休み頂いて、私は同じお部屋の簡易の

ソファベッドで休むことにしました。

 

奥様が無事で、本当に良かった・・って

さっきまでの事が一瞬に思えました。

 

私は、安心できずその日は朝まで起きていましたが、

旦那様は、一晩中ずっと奥様の隣で手をとって大丈夫、大丈夫とお声をかけられていました。

 

私の中で、なんとも言えない感情が溢れ出てきて、気づくと涙が出ていました。

 

 

翌朝、始発のフェリーに乗って、お客様の着替えやお荷物を取りに帰りました。

奥様も朝には、笑顔で体調も回復されたようで安心しました。

 

お昼前に、お客様は無事宿をたたれて、来年また夫婦で泊まりに来ますと!

私と約束をしてくれました。

 

それから次の年に、

約束通りに、S様と再会できました。

 

その時の、お二人の素敵な笑顔が今でも、心の中に残っています。

人を思いやる気持ちを、私に強く教えて頂いた、大切なエピソードです。

 

 

 

長い文章、最後までお付き合い頂き、ありがとうございます。

明日もあなたにとって、幸せな一日でありますように・・

ともちんでした。

 

 

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書いている人

ホテル宮島別荘の若旦那
武内智弘(ともちん)

1981年広島県宮島生まれ宮島育ち。大学を卒業後、神楽門前湯治村で修行を積み、故郷宮島へ戻り、家業である宮島にある大正から続く100年宿『錦水館』の跡継ぎとして同旅館と、錦水館の経営する『ホテル宮島別荘』の代表を務める。宮島の魅力を伝えるため、宮島での思い出づくりをサポートすべく日々奔走中。