ビジネス&マーケティング

土壌(人)を育てるために、大切なこと。経営計画書の意味。

更新日 2016.05.05
目次

こんにちは、若旦那 武内です。

ゴールデンウィークも終わりに近づいてきましたね!スタッフのみんなも現場でお客様をしっかりお迎えし、乗り越えることができました。支配人・副支配人・現場のリーダー、スタッフに感謝です。ゴールデンウィーク明けも頑張っていこう!

今日は、経営計画書に記してある、おもてなしに関する方針について、ブログで紹介したいと思います。中々、カタチにしても意味や意図が伝わらないとただの本になってしまう。会社が成長して、スタッフの数も増えてきて、経営計画書に記した考え方や想いの部分を浸透することが、難しくなってきました。だから繰り返し、繰り返し、同じことを言い続けないと、スタッフと企業の目的や理念の浸透はできないと考えています。

今は、土壌を育てている時期だとボクは思ってます。美味しいリンゴが育つのも、木の下の土壌に栄養がしっかりないと、良いリンゴも育ちません。経営も同じで、土壌を”人”と考えた時に、人が育たないと、お客様に満足した”おもてなし”はできないし(木は育たない)、利益も生まれない(実も育たない)。

経営の勉強会に参加して、会社を成長させるためには、土壌(人)が育つ風土を作ることが大事だと実感します。

土壌 = 会社で働く人々が作る風土

その風土を作るために、企業の理念や経営計画書があると思います。

P32. おもてなしに関する方針

「私たちの仕事は、おもてなしを通じて、お客様が宮島、宿の楽しい思い出づくりのお手伝いをすることです。」

1.基本

(1)お客様が心地よい時間を過ごせるためのお手伝いをする。

(2)どんな技術や商品もお客様へ正しい「おもてなし」があってこそ評価される。

(3)いつもお客様へ目線を合わせる。目配り→気配り→心配り

お客様の定義は、自分以外の仕事で接する人の事を差します。

ですから、宿にお泊りになるお客様、日帰りでお越しになるお客様、働いている仲間(スタッフ)はすべてお客様としてみます。

お客様に親切丁寧に接することはもちろんですが、働いているスタッフにも親切丁寧に接する。その方が、お互い気持ち良く仕事をする事ができるし、職場の雰囲気が良くなる、雰囲気が良いとコミュニケーションが取り易く、仕事の効率も上がっていくと現場のスタッフを見ていて実感します。

こればかりは、経営者だけでなく、働いているスタッフ全員でそういった雰囲気を作って行かないといけません。これができるようで難しい。だから最初に元気な「挨拶」から「おはようございます。」「ありがとうございます。」など基本的な事ができるようにしよう。

特に、現場のリーダーに感じて頂きたい事で、自分も注意して繰り返し、していきます。

どんなに良いサービスでも、どんなに良い商品でも、それを提供する”人”の心が成長しないと、お客様に感動や共感を感じて頂けることは難しいと思います。風土を作る。みんなで一歩一歩作ることから始めよう。

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書いている人

宮島観光アドバイザー
トモチン(武内智弘)

1981年広島県宮島生まれ宮島育ち。錦水館の六代目。宮島にある創業1902年の温泉旅館「錦水館」と「ホテル宮島別荘」の2つの宿を運営しています。宮島観光が今よりも楽しくなるような情報をBlogでお届けします!