こんばんは、若旦那武内こと、宮島観光アドバイザーのともちんです。
今日のブログは、宮島「管弦祭(かんげんさい)」をボクが参加して感じた事を書いています。宮島には年に沢山の行事がありますが、管弦祭はその中でも観光のお客様が多く参加される行事です。是非、今回のブログがきっかけで参加してみたい!と思って頂けると、嬉しいです。
旧暦の6月17日。管弦祭は行われます。古くから都では、貴族が池や河川に船を浮かべ、優雅な「管絃の遊び」をしておりました。嚴島神社を造営した平清盛はこの風習を嚴島神社に移し、遊びではなく神様をお慰めする神事として執り行うようになりました。従って河川でなく瀬戸の海を舞台に雄大に繰り広げられるダイナミックな平安絵巻を思わせる海に囲まれた宮島ならではの優雅な祭りとなりました。
行事の進行は下記の内容です。
?発輦祭(はつれんさい)16:00
?御本殿出御 17:00
?大鳥居前の儀 17:40
?火立岩(ほたていわ) 19:00
?地御前神社 20:20
?長浜神社 21:40
?大元神社 22:30
?火焼前(ひたさき) 23:10
?客神社前 23:30
?御本殿還御 24:00
このように行事が進められています!すべては参加できませんでしたが、内容をご紹介です♪
嚴島神社の本殿で発輦祭(はつれいさい)があり、次に御鳳輦を管絃船に移し大鳥居前の儀を終えて、船内で管絃を合奏しながら対岸の地御前神社に向かいます。
火建岩沖に一時停船し提灯に明かりが灯る頃、地御前神社からの御迎船を水先に地御前神社前の浜辺で祭典と管絃が奉奏されます。祭典後、管絃船は宮島に向かい、長浜神社へ・・・そこには管弦船を迎える「ちょうちん」の灯りが淡い光で眩しいです。
大鳥居をくぐって客神社前で祭典と管絃があり、さらに狭い枡形に入り一気に御座船を三回廻りながら管絃を奉奏します。このダイナミックな儀式が嚴島神社管絃祭のクライマックスであり、参拝客の興奮した声と拍手は、潮の香りのする廻廊にこだまし、夜空には満月が輝きます。
御鳳輦を神社へ返して、管弦祭の行事は終わります。鳳凰様に触ると、福を授かれると言われています。長時間に渡る神事は無事に幕を閉じました。
宮島の伝統行事「管弦祭」をご紹介しました。まるで平安絵巻を感じるような雰囲気にとても感動します。一年に一度しかない行事にあなたも来年参加してみませんか?
きっと素晴らしい体験ができます(^-^)それではまた、ともちんでした。