こんにちは!若旦那 武内こと、宮島観光アドバイザーのともちんです。
世界文化遺産の宮島といえば、厳島神社の他に「あ?大鳥居がある観光地ね!」と言われるくらい認知度がございます。ボクも島に住んでいて、いつも見ている景色ですが、朝・昼・晩、季節や潮の干満の差によって、大鳥居の表情は変わってきます。今日のブログでは、大鳥居の歴史や見所について解説したいと思います。是非、厳島神社の観光と合わせて、お楽しみ下さいね♪
潮の干満の差・・満潮から干潮までも時間を、あなたはご存知ですか?実は、周期は干潮から次の干潮まで平均約12時間25分なんです。干満の時刻は毎日約50分ずつ遅れていきます。日付の変わり目は周期が1日1回になることもあります。また潮の高さは、大潮・中潮・小潮・長潮・若潮によって変化します。
簡単に説明すると、
・大潮は、満潮と干潮の差が大きい潮です。
・中潮は、大潮と小潮の間くらいの差があります。
・小潮は、干満の差が少ない潮です。
・長潮は、干満の差がほぼなく、同じ潮の流れが続く穏やかな潮です。
・若潮は、潮が大潮に向かって干満の差が徐々に大きく開く状態です。
なぜ、潮の流れが重要かといいますと、潮が引いた時、満ちた時によって、大鳥居の観光の楽しみ方が変わります・・
「お客様から、大鳥居の下まで行けますか?」「どの時間がおすすめですか?」とよくご質問を頂きます。
潮が引く時の観光のメリット
大鳥居の下まで歩くことができますので、迫力のある大鳥居を望むことができます。じゃあ潮位はどのくらいの高さだったら、歩けるのか?その答えは、100cm以下です。大鳥居の下まで観光しないと見れない迫力があります。
潮が満潮の時の観光のメリット
今度は、潮が満潮の時のメリット・・そう大鳥居をバックに写真撮影した際に、絵になるということです。満潮になって大鳥居が海に浮かんでいるように見える高さは、250cm以上。このポイントを押さえておくと写真はばっちりです。
次に大鳥居の観光を楽しむ上で、簡単に大鳥居の解説を写真を見ながら解説です♪
大鳥居の各名称は、上記のように各項目に付けられています。ここでポイントは、扁額です。これは多くのガイドマップに情報がありますが、対岸を背に大鳥居を見ると、扁額の文字は、「厳嶋神社」。厳島神社を背にした時の扁額の文字は、「伊都岐島神社」と記されています。この扁額は、明治8年の再建時に有栖川宮熾仁親王が書いたものです。また棟の西側には三日月が、東側には太陽の印があり、陰陽道の歴史なども見れます。神秘的ですね。高さ約16.6m、棟の長さ24.2m、主柱周り9.9m、総重量は約60tと、その大きさを間近でみると感じます。大鳥居は現在で8代目ですが、一番最初に建った年は、ハッキリしていないようです。
先ほどの、大鳥居の説明で、総重量は約60tとありますが、木材でこんなに重たいの?っと思われた方もいらっしゃると思います。お客様に大鳥居は地中に埋まっているのではなく、大鳥居そのものの重さで立っていると説明があります。なぜそんなに重たいのか、それには理由があります。
実は、大鳥居の上部にある島木の部分の内部に、頭分の石がたくさん詰められており、その重さも加わって、強い台風や波にも耐えられるのです。そして詰められた石の数は、276石。その数は、般若心経の総文字数と同じなので、神秘的なお話です。
これだけの知識があれば、あなたも友達に観光の際にうんちくが言えますね♪
いかがでしたでしょうか?宮島の大鳥居だけでも、こんな魅力がたくさんです。あなたの宮島観光の参考に少しはなりましたでしょうか?もし、役だったとお声を頂けたら嬉しいです。ではまた別のブログでお会いしましょう♪ともちんでした。
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