こんばんは!若旦那武内こと、宮島観光アドバイザーのともちんです。
今日のブログは、旅館を運営する側の目線で「売れる宿泊プランをつくるための視点」について書いています。ボクもプラン作成で悪戦苦闘していた時期(今もですが)に、今日紹介する視点でプランを見直したらプランの成約率や売上が少しづつですが上がりました。同じように、プランを作成して、行き詰っている方がいれば、少しは参考になるのではないかと思います。
そもそも、旅館で売れているプランって何かって言うと?
ボクだったら、答えは『お客様が選んでくれたプランが売れるプラン』という事です。
それ当たり前じゃないですか?と声が聞こえてきそうですが、お客様が選んだプラン、選ばれた回数が多いプランが売れている宿泊プランです。
旅館の宿泊プランというのは、お料理から選択するプラン、お部屋から選択するプラン、または特典が付くプラン、価格重視(値ごろ感・早割など)のプラン、などのバリエーションが、沢山あります。
でもプランの構成は、下記にあるような組合せがほとんどですね。
<基本プラン>
<オファー型プラン>
<値引きプラン>
といったように基本的に考えられます。ただこういった組合せだけでは魅力は伝わりにくいですね。基本の構造は変わらないけど、プランの伝え方を変えてみる。
?お部屋、お料理や特典のスペック(モノ)だけで売るのではなく、体験(コト)の要素をプラン文章に入れたり、このプランを予約すれば、こんな体験ができますよっていう写真のイメージやキャッチコピーなどを使う。
お部屋=『海側 和室10畳+眺望カウンター、装備CDプレイヤー』というスペックを語るのではなく、海側のお部屋からは、対岸の山に沈む夕陽やライトアップされた夜景を眺める事ができます。お二人でゆっくり景色を眺めてもらいたいので当館ではお部屋のソファを海向きにセットしています。お気に入りの音楽も備え付けのCDプレイヤーで流せますよ。二人の思い出の音楽を聴きながら、お部屋で水入らずの時間をお楽しみ下さいませ。
その部屋での体験をイメージできる表現で説明する。
?お客様のクチコミ内容をプラン内に使用する。プランの評価を頂いている点や、お客様が感じた言葉。
『あの牡蠣の西京グラタンが忘れられません!とろっとしたクリーミーな生地とぷりっとした牡蠣の食感・・この料理をまた食べたくて来ました。』これは実際に当館で夕食時に出している和風グラタンを食べてた際のお客様の感想。
こういった生の声をプラン文章や写真に使う。
?プランを利用してもらいたいお客様のターゲットを絞る。
このプランは、誰に向けてのプランなのか?ターゲットをイメージして、文章を考える。例を挙げると、「長寿のお祝いを宮島で検討されているお父さんへ朗報です!・・・」「夫婦で水入らず、宮島で結婚記念日をお考えの広島市廿日市市にお住まいのお父さん、お母さんへ・・・」など、具体的なターゲット層をイメージしたプランづくりをする。
そうすることで、伝える内容もブレないし、他のプランと比較した時に私のプランだ!って、プランに、当てはまる人は共感してくれます。
いかがでしたでしょうか?『売れる宿泊プランをつくるための視点』について、ブログで書いてみました。上記の事を実践しても最初はうまく行きませんでした。その中で、宿側の都合ではなく、どうやったらお客様に伝わるのか?お客様視点でプランを考える、実行して、修正を繰り返す。売れないのは、お客様に正しく価値が伝わってないからという視点で、もう一度自社のプランを見直してはどうでしょうか?では、ともちんでした。