若旦那武内こと、宮島観光アドバイザーのともちんです。
最近は、いかがお過ごしでしょうか?暑い日が続いていますが、体調は大丈夫でしょうか?今日ご紹介する山辺の古径は、まだ宮島の表参道商店街が海の底だった頃に、神社へ参拝へ向かう方が通った宮島最古の道と言われています。宮島の町屋の風景と自然の道を歩くと、また違った宮島の魅力に気づきます。
今日は、その山辺の古径をBlogで紹介します。ただすごく分かりずらい場所にあるので、これから行かれる方に分かり易いようにご案内致します。
といっても全部は紹介しきれないので、ポイントをBlogで紹介していきますね(^^♪
山辺の古径のチェックポイントのひとつ要害山は、その昔、厳島合戦の舞台のひとつなっている毛利元就が建てた宮尾城跡があります。ここからの風景は宮島の町を一望でき、とても眺めの良いスポットです。
宮島桟橋から町屋通りを進んで、ホテルまことに近くにある不動堂。厳島神社の「艮(うしとら)」にあたることから鬼門の鎮護のために建てられたと言われています。毘沙門天、不動明王、弘法大師とお寺には書いてあります。ボクが子供の頃、その近くの公園でよく遊んだ記憶があります(笑)
先ほどの不動堂の近くの路地を進んでいくと、宮島の最古の道と言われて「山辺の古径」のルートに入ります。ここは女人坂と呼ばれています。女人坂の由来は昔、多くの女性たちが、母乳がたくさん出るようにと乳地蔵へ参拝するためにこの坂道を通ったという言い伝えからそう呼ばれるようになりました。ここには宝寿院があり、本尊の秘仏・阿弥陀如来をはじめ、数多くの仏像・仏画を所蔵されています。また像境内の聖天堂に祀られている歓喜天(聖天さん)は、商売繁盛の神として有です。
女人坂や宝寿院を抜けた後、民家を通っていくと山辺の古径に再び入ります。分かりづらいのですが、”山辺の古径”といった木のプレートの案内がポイントごとにあります。山にはいると、ここも自然を感じることができ、癒されます。また風景も綺麗なので散歩にオススメですね♪
山辺の古径を進んでいくと、春は桜の名所にもなる「誓真大徳頌徳碑」の前に到着。この記念碑は、宮島の恩人と言われる誓真さんの功績を称えるために建てられたと言われています。誓真さんは、宮島の杓子(しゃくし)の工芸の浸透や、島民の水不足を解消するために井戸を掘ったりと、宮島のために動かれた重要な人物です。ここも宮島の歴史を感じるスポットです。
ここで山辺の古径の終着点。誓真大徳頌徳碑を後にすると、坂があり、五重塔が美しく見えます。その近くには千畳閣(せんじょうかく)別名:豊国神社があり、そこからみる厳島神社の風景も素敵ですよ。なぜ、千畳閣といわれるかと言うと、畳857枚分も敷ける程の広さがあると言われているからです。
今日のブログは、山辺の古径を紹介しましたが、宮島には、こんなスポットがあったなんてって!?言われる方もいらっしゃると思います。厳島神社や大鳥居は観光としてはとても有名でございますが、こんな隠れた観光も楽しみのひとつです。あなたの観光の参考になれば嬉しいです。では、また別のBlogで!
ともちんでした。