若旦那 武内こと、宮島観光アドバイザーのともちんです。
最近、嚴島神社へ知人を案内した際に、参拝しているお客様から「どうやって参拝するんだっけ?」「正しい参拝方法ってあるの?」という声を聞いたのでブログでお悩みを解決したいと思います。
宮島の旅行の中でも嚴島神社の参拝は王道ですので、初めて宮島を旅行されるあなたのお役に立てれば嬉しいです。
まず神社の入口からご案内します!
昇殿料を納めたら、入口付近の手水所で身を清めましょう。正しい手水の方法ですが、
?ひしゃくで水を汲む>>左・右の順で手を清める。
?ひしゃくで左手に水を注ぐ>>口を清める。*ひしゃくに直接口を付けるのはNGです。
?再び左手を清める。
?ひしゃくを縦に立てて水を流し、柄を清める。
神社に入って一番最初にある客神社。嚴島神社の祭事は、すべてここから始まります。向かいにある祓所で、身を清めます。社殿に向かって「二拝二拍手一拝」の作法にしたがって、参拝します。
神社内の回廊は全長約300mほどあります。朱塗りの柱が続いて、とても華やかです。潮位が200?以上の場合は、社殿が海に浮かんでいるように見えます。回廊をあるくポイントですが、真ん中を歩かない・・・なぜなら、神様が通る道だからです。左か右の隅を歩くように意識して歩きましょう。
嚴島神社の神様が祀られている御本社前。天照大神の娘である三女神「市杵島姫命」「田心姫命」「湍津姫命」が祀られています。海上安全、財福、芸能にご利益があると言われています。ここで「二拝二拍手一拝」。
ここでワンポイント!
?背筋を伸ばして90度に腰を折ってゆっくり2回おじぎをします。
?手を合わせて、肩幅に広げ、2拍手。
?左右の手のひらを合わせて祈る。
?最後にもう1回、90度に腰を折っておじぎをします。
御本社を参拝した後に、日本三大舞台のひとつである高舞台を歩きます。周りは平舞台と言われており、五重塔や客神社を望むオススメの撮影ポイントでもあります。
平舞台から海に向かって細長く突き出た部分を火焼前(ひたさき)と言います。昔は船で訪れる参拝者を誘導するために、かがり火が焚かれていました。大鳥居を真正面に望む、人気の撮影スポットとしても有名です。
ここに祀られている神様は、国造りの神様であり、縁結びの神様 大国主命が祀られています。田心姫命と結婚しているため、御本社の近くに祀られています。
たくさんの絵馬が並ぶ天神社は、学問の神 管原道真が祀られています。学生さんは、合格祈願に是非、訪れたい神社です。
ここの回廊も朱色の柱が続いており、とても美しい風景を望めます。能舞台や社殿を見ながら、ゆっくり歩いて、風景を楽しみましょう。
海上にある能舞台は潮の潮位が満ちた時、とても幻想的な風景を見ることができます。毎年4月に桃花祭という神能が行われます。
いかがでしたでしょうか?嚴島神社の「正しい参拝方法ってあるの?」というお客様の声についてブログで紹介致しました。神社での作法や、参拝のルートなどを知っておくと、より観光も楽しめますね。今回のブログがあなたのお役に立てれば嬉しいです。
また別のブログでお会いしましょう!ともちんでした。