こんばんは!
宮島観光アドバイザーのともちんです。
今日は、勉強のため東京にセミナー参加で前泊しています♪
広島から新幹線で東京駅に降りた瞬間、寒さにびっくり!
本当に冬を感じます。
さてさて今日のブログは前回に引き続き観光についての記事です。
厳島神社の中の観光だけでも、こんなにあるの?っとブログを読んでの感想を頂きました。
自分でも最初はびっくりするくらい厳島神社だけでも見所がこんなにあったなんてっ・・と思いました(笑)
前回は、厳島神社の廻廊の事、神社にすぐ入ったところにある客神社(まろうど)、
朝座屋(あさざや)、平舞台など色々とスポットの詳しい解説をしましたが、
今回はその続きをお伝えしたいと思います♪
◆御本社(ごほんしゃ)拝殿(はいでん)祓殿(はらいでん)
御本社は、繊細かつ華麗な切妻両流造りで、広さは正面8間・背面9間・
梁間4間で面積は日本一大きな本殿です。
屋根に神社の定番とも言える千木と鰹木を持たず、桧皮茸の屋根に瓦を
積んだ化粧棟のスタイルを取り入れた寝殿造りならではの様式が特徴です。
現在の本殿は元亀2年(1571年)、毛利元就によって改築されたものです。
拝殿は、参拝者がご祭神と向き合い、お祓い・参拝する施設です。
拝殿の下から見上げると棟が2つ見えます。
その上をひとつの棟で覆っています。
これを三棟造りといい、奈良時代の建築様式といわれています。
祓殿は、神事前に神職がお祓いをするところで、管絃祭の時に鳳輦(ほうれん)
(御輿)が置かれ、また雨天時の舞楽奉奏などに使われます。
床板には、明治の頃になり、くすのきで浅野藩の藩船厳島丸の板が使用されています。
◆大鳥居(おおとりい)<国重要文化財>
本社火焼前(ひたさき)より88間の海面にそびえる朱塗りの大鳥居は、
木造で鳥居の種類としては両部鳥居(四脚鳥居)です。
木部は丹塗り(光明丹(こうみりょうたん))、主柱は樹齢500年?600年
のくすのきの自然木を、袖柱(そではしら)は杉の自然木を使っています。
現在の大鳥居は、平安時代から8代目にあたり、巨木探しに20年近い
歳月を要して明治8年(1875年)に再建されました。
根元は海底に埋められているわけではなく、松材の杭を打って地盤を強化し、
箱型の島木の中に石を詰めて加重するなど、先人の知恵と工夫によって
鳥居の重みだけで立っています。
棟の西側には三日月が、東側には太陽の印があり、陰陽道の影響がみられます。
沖側の扁額(へんがく)には厳島神社、御本社側は伊都岐島神社(いつきしまじんじゃ)
と筆書きされ、現在の額は、明治8年再建時の有栖川宮熾仁親王(ありすがわのみやたるひとしんのう)
の御染筆です。
大鳥居の高さは約16.6m、棟の長さは24.2m、主柱周りは9.9m、総重量は60tとなります。